― ゴリラ兄貴の本音日記 ―
■ 「逃げたら負けだ」と思い込んでたあの頃の俺へ
正直に言う。
俺もずっと、「逃げたら終わりや」って思ってた。
辞めたら、もう人生詰むんじゃないかって。
逃げるってことは、負けってことやって。
でもな——
あのまま耐え続けてたら、本当に終わってたのは“命”のほうやった。
■ 限界を超えると、人は黙るようになる
俺、運送業で14年やってた。
家に帰れるのは月2回。睡眠3時間。
風呂で泣いて、荷台で泣いて、それでも誰にも言えなかった。
「逃げたいです」なんて、一言でも出したら、
全部が壊れる気がしてたんよ。
でも今ならわかる。
限界って、「泣けなくなる前」や。「まだ大丈夫」って言ってる時点で、ほんまは危ない。
■ 逃げることが怖いのは、「何もなくなる」って思うから
辞めたら家族が困る。
子どもがいるから耐えなきゃ。
40過ぎて再就職なんて通用するか?
嫁に申し訳ない。親にどう説明する?
俺も、ずーっとこのループ。
けどな、いざ壊れたら、もっと迷惑かけるで。
笑えなくなる。
人間関係もボロボロになる。
「戻る」のに何年もかかる。
だったら、“壊れる前に逃げる”って選択の方が、よっぽどカッコええやろ。
■ 逃げたその先で、人生が変わった話
俺も逃げた。
転職したし、収入も最初は不安定になった。
けど、そのあと8年間、ちゃんと家族と笑って過ごせてる。
時間も手に入ったし、自分の経験をブログやSNSで発信できるようにもなった。
何より、「俺はもう大丈夫」って思える瞬間が増えた。
■ もし、今のあなたが“あの頃の俺”と似てるなら
泣いてるけど言えない。
毎日がしんどいけど、誰にも相談できない。
逃げたいけど、逃げたら“価値がなくなる”気がして怖い。
なあ、そろそろ自分に言ってやってもええんちゃうか?
「もう十分がんばった」って。
■ 逃げる=終わりじゃない。生き直す“始まり”や
俺はあのとき、踏ん張らなかった。
いや、もう踏ん張れなかった。
でもそこから、ゆっくりやけど回復して、
“逃げた先”で家族との時間も、仲間も、自分の価値も取り戻せた。
逃げたら“全部失う”んちゃう。
逃げたら“本当に必要なもん”が見えてくるんや。
■ 最後に
ここまで読んでくれたあなたに、一つだけ伝えたい。
逃げてもええ。止まってもええ。
むしろ、“今の自分を守る勇気”こそが、
ほんまもんの強さやと、俺は信じてる。
だから、もし今日「逃げたい」と思ったら、
その感情をちゃんと大事にしてほしい。
命より大事な仕事なんて、あらへんからな。
【ゴリラ兄貴(とも)|さよならブラック編集部】
またこの場所で待ってるで。焦らんでええ、一歩ずつでええんや。


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