
はじめに
転職エージェントに相談してみた結果、正直――大失敗でした。
紹介された求人は希望ともズレていて、営業感も強く、なんだかモヤモヤ…。
でも実は、その過程で「今の転職市場のリアル」や「今後の自分の戦い方」に気づくことができました。
これから転職エージェントを使ってみようかなと思っている人に向けて、“リアルすぎる体験談”をシェアします。
先に言っておくと、エージェントは使い方を間違えるとフツーに失敗します。
でも、活用できたら強力な武器にもなります。
きっかけは“軽いノリ”だった
その日はたまたま時間が空いていて、「良い求人ないかな〜」と軽い気持ちで転職サイトを眺めていました。
普段は登録なんてしないんですが、なんとなく気分でdodaに会員登録。
とりあえず履歴書も書かずにそのまま就寝。
で、翌朝スマホを見ると…メールの嵐。
「履歴書を書いて」「面談してください」「あなたに合った求人が見つかりました」
恐らくAIが自動で処理してるんだろうなというほど、一瞬で“転職戦線”に引きずり込まれた感覚でした。
面談までに課された“意外と有益なタスク”
エージェントからの電話が鳴りました。
最初は断ったものの、2回目の連絡で「まあ、話だけ聞いてみるか」と面談を受けることに。
でもその前にメールで送られてきたのが、「事前課題」みたいなもの。
- 自分のスキルの棚卸し
- やりたいことの明確化
- 転職で大事にしたいことの言語化
正直、「面倒くさ…」と思ったんですが、やってみると意外と良かった。
頭の中のぐちゃぐちゃが、文字にすることで整理されていく感覚。
これはこれで、意外な収穫でした。
面談で聞けた“転職市場の裏話”
いざ面談当日。
軽い挨拶のあと、こちらから質問をしてみました。
「人手不足って本当に起きてるんですか?」
すると、返ってきた答えがめちゃくちゃリアルでした。
- 確かに人手不足は本当
- 特に、若手を育ててこなかった企業が今になって困っている
- でも職種によって状況が違う
今も変わらずプログラミング・事務・リモート対応系の職種は企業側が有利(買い手市場)。
逆に、現場系(営業・ドライバー・製造・販売など)は完璧に売り手市場とのこと。
未経験プログラミング転職の“落とし穴”
さらに僕は聞きました。
「今、どんな相談が多いですか?」
そして、ここからが衝撃の本音タイム。
「未経験からプログラミング職に就きたいって人が本当に多いんです。でも正直困ってます」
「理系でがっつり学んできた人たちと今から勝負するのは、かなり厳しい」
「将来的にAIが代替する可能性も高い。だったら、“人にしかできない仕事”を選ぶほうがいい」
現場で人と関わる仕事、手に職がつく仕事のほうが、“AIに奪われない武器”になるという話はすごく納得感がありました。
エージェントの“営業視点”を理解して使うべし
最後にこう聞いてみました。
「転職エージェントをうまく活用するには?」
すると、ポイントは2つとのこと。
- やりたいこと・行きたい業種を明確にしておくこと
- 3ヶ月以内に転職したい“熱意”を見せること
彼らも営業マン。
「すぐ転職したい」「成果が出そう」と思えば、全力で支援してくれます。
求人票に載らない“裏の情報”も聞けば出してくれることがあるそうです。
結論|転職エージェントは“使いこなすもの”
今回、僕は「なんとなく登録」から始まって、
「メール爆撃」→「電話面談」→「微妙な求人紹介」→「でも貴重な気づき」
という経験をしました。
正直、“受け身”だと失敗します。
でも、「自分で選ぶ覚悟」と「準備」を持てば、使いこなせる強力なツールになると感じました。
そして最後に。
AIに奪われない“自分の仕事”を見つけること。
それこそが、これからの転職の本質なのかもしれません。
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おわりに
ここまで読んでくれてありがとう。
もし今、転職を迷っているなら――
まずは、「誰かに選ばれる転職」じゃなくて
「自分で選べる転職」を目指してほしい。
その第一歩が、「知ること」。
この体験談が、あなたの一歩になれば嬉しいです。

